どうやって生きていこう

どうやって生きていこうかなと時々思います。

妊婦生活:産休前の有休消化

私は産休・育休が当たり前のものというイメージの、今時の人間です。今でも会社によっては取れる雰囲気じゃない・取れない、というのが驚きですが、一昔前まで、この制度はなかったのですね。本当に驚きです。

 

先人たちの戦いのおかげで、今こうして当たり前の権利として頂けるお休みは、本当に有難いです。というか、産休・育休がなかったら、どうやって子供産んで育ててたのだろう???有給や病休?を使ってたのか知らん。。。

 

近々産休に入るので、やっと自分事として産休や育休について少し調べるようになりました。アメリカだとこんなに長く休まずに、すぐ働きに出てくるとか。高くてもベビーシッターさんを雇って、バリバリ仕事復帰するとか。

 

そこだけ切り取って、日本の育休は長い、それが女性の社会復帰・キャリアを阻害してるんだ、という文章を見ると、そうかなぁ、、、とちょっと疑問です。今の日本の育休も、必ず1年取らなきゃいけないわけじゃないし、、

 

保育園のことを考えた時に、私の住む地域では、乳児保育から申し込んでおかないと、1歳保育にまず受からない、と聞きます。生後57日以上の乳児保育を申し込んでおいて、落ちて、待機日数を稼いで優先してもらわないと、1歳保育に入れないそうです。。(それでも希望者の6割しか入れないとか、、、)

でも、乳児保育で運良く受かってしまったら、、、それはそれで、ちょっと早すぎるなぁ、、とも思うのです。。子供があまり小さいうちに、外で集団生活すると、しょっちゅう体調を崩すと聞くので心配でもあります。また、自分自身、産後の回復が出来ているかも心配です。。

 

妊娠の経過や出産は、本当に個人差があるものだと、自分がなってみて改めてわかりました。今の妊娠中でも、人から聞く話、妊婦先輩の話が全然自分に当てはまらなくて笑

体調の良かった人、悪かった人、お産が軽かった人、難しくて回復に時間がかかった人、本当に色々です。

 

私の職場では去年身近な先輩が産休・育休に入られましたが、本当に産前休の、出産予定日の6週間前までバリバリ働いていました。残業もしてずっと残ってました。

当時妊娠してなかった私は、そんなもんかな、と思ってみていたのですが、自分がなってみると、いやいや無理・・・です。。

 

もうすぐ私は妊娠後期になりますが、とても疲れて、毎日22時くらいに寝てます。早いと21時くらいです。ずっと立っていたり、同じ姿勢で座っていると、お腹が張ってくるのがわかります。お腹の張りは切迫早産につながるため、横にならないと、怖いのです。これからますますお腹が大きくなる時期で、お腹の張りもさらに要注意になります。

 

こんな状態じゃ、出産予定日の6週間前なんて、ギリギリまでは働けない・・・というのが自分自身の状態から思ったところです。幸い、産休の前に有休消化が可能なので、有給で1ヶ月ほど休みます。一足早い産休のイメージ。でもこれがなかったら、自分も辛いけれど、周りにも迷惑をかけて悪いな、とも思います。

 

職場が妊婦に対して理解があり助かっています。むしろなかったら、辞めていたかもしれません。妊婦になって、優先順位ががらっと変わりました。仕事に対しても、良い意味で割り切って距離をより取れるようになりました。必要なことは遠慮せずに主張出来たり。ドライになったというか。

 

産休・育休に入ることでフォローしてくださる周りの人には迷惑な部分もあるのでしょうけれども、私は8年間、部のヒットメーカーとして貢献してきた自負があり、罪悪感はありません。自分を助けるのは自分だなぁと思いました。そういった実績があるからこそ、有休の全消化も可能で、産休・育休も堂々と申請出来るなぁと。

 

ただ、もう少し若いうちに出産できていればなぁ、、とも思うので、もし会社で若い子が産休に入っても、良かったね、と思います。もっと働いて年数稼がないと産休なんておこがましい!とは思いません。というか、自分は自分でやるべきことをちゃんとやって充実していれば、そんな他人を攻撃している暇や必要は無いと思うのです。人の産休に文句をつける人は、自分の能力や生活を見直してみては、と思いますね。。

 

と、妊娠してから、今まで考えたことがないようなことも、思うようになりました。結婚関係の本で読みましたが、「結婚とは自身を社会化すること」というものを思い出しました。今回は妊娠ですが、妊娠してから、それまで知らなかった世の中のしくみや、世間の考えを知りました。そうして私自身、新たに思うところ・意見が出てきたりもし、勉強になるなぁ、と思うこともしばしばです。

 

有給+産休でせっかく時間が出来るので、体調に気をつけながら、人生の小休止を有意義に過ごしたいと思います。